Ventaの加湿器の異音を修理。
我が家では、8年前に購入した、ドイツのVenta(ベンタ)社の加湿器を使い続けています。
この加湿器は大変優秀で、この8年間、特に大きな故障なく使えてきましたが、最近、キュッ、キュッという異音が目立つようになりましたので、掃除がてら少し分解してみました。
ベンタってどんな加湿器?
ベンタは、ドイツ製の加湿器です。
加湿の仕組みは、ベンタ社の動画が分かり易いです。(音量注意下さい)
なお、ベンタ社はこの加湿器をエア・ウォッシャーと呼んでおり、空気清浄の効果もあるとしていますが、(その原理からすると確かに空気はきれいになりますが)、その効果は限定的であり、私は空気清浄には期待していません。(ダイキンの空気清浄機と併用しています。)
ベンタ加湿器のメリット
ベンタは、モーターでファンを回し、その動力で歯車を通じて濡れたディスクを回すだけのシンプル構造なので、中々壊れません。我が家では8年間使っています。
また、水に熱を加えないため、電気代も微々たるもの。要は扇風機です。
また、熱を加えないということは、こどもが火傷することがなく、また、加湿しすぎて壁が結露する様なことがありません。(これは各家の断熱事情にもよるとは思います。我が家も、窓は結露します。)
そして、日々のメンテナンスも簡単です。毎日水を継ぎ足し、2〜3週に一度、水(ホコリも入っています)を全部捨て、綺麗な水と後述のハイジェン液を追加するだけです。
ちなみに、水の継ぎ足しの時には、毎日24時間稼働しても水の減り方が毎日違うことから、ベンタは日々適正な湿度を保ってくれていることを実感できます。
ベンタ加湿器のデメリット
ベンタのデメリットの1つは、音が比較的大きいことです。
風量は3段階に選択できますが、広い部屋で湿度を確保しようとすると、強い風量を選択することになります。その場合、結構音が大きいため、静かな音を重視する方にはお勧めできません。幸い、我が家では寝室ではベンタを使っていませんし、リビングではエアコンとサーキュレーターと空気清浄機を使っており、もともと静かではないため、問題ありませんでした。
もう1つのデメリットは、水に混ぜる、専用の液体(ハイジェン液)のコストです。
これは水を清潔に保つための液体で(成分は逆成石鹸)、2週間に1度水を全部取り替えるとき、補充する必要があります。
ただし、アマゾン等で特価品や並行輸入品を購入することと、後述のように上にフィルターを貼り、水の取り換え頻度を3週間程度に伸ばすことで、年間2,500円弱まで節約することができます。
また、熱を使わないという性質上、湿度の立ち上がりは穏やかで、即効性はありません。これは加湿し過ぎないというメリットの裏返しと理解し、我が家では常時稼働させています。
本題、ベンタの異音を治す
異音の原因は、ファンが回転するときに何かと当たっているためと推測し、ファンを分解して掃除することにしました。
我が家のベンタくん。
上のマジックテープはエアコン用ホコリフィルターを貼るためのもの。見栄えは悪くなりますが水の交換頻度を減らせます(自己責任で)。
とてもシンプルな構造。モーター部分を取り出します。
この部分は、ファンの回転を水フィルターの動きに変換する歯車です。90度ひねれば取り外せます。
取り外しました。8年分のカルキの様なものがこびりついています。
この部品もなくさないようにします。
ファンは、少し力が必要ですが、ゆっくりと真上に引っ張ると取り外せます。
しかしファンを掃除しても異音は治らず・・・・。結論からすると、先程の歯車の部分が異音の原因でした。
無理矢理、分解して掃除しました。(これはあまりオススメしません。壊しそうになりました。)
内部にグリスを入れました。分解しなくてもグリスをさすことができます。
なお、歯車はプラスチックなので、グリスではなく、シリコンスプレーでも良いかもしれません。
あと5年は延命?
今回の修理と掃除で、だいぶ調子が良くなりました。
ベンタの加湿器は構造が非常にシンプルなので、これであと5年ぐらいは継続して使えるような気がしています。
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